2016年11月11日 UP
マネジメント

「長寿企業を生み出す日本文明」

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2016年4月1日(火)東京都千代田区にて、100年経営研究機構主催による「第4回東京研究会」が開催されました。

100年経営研究機構の後藤俊夫代表理事が「長寿企業を生み出す日本文明」について講義を行いました。

講義のはじめに、日本の国民性についての長短所の解説があり、日本の精神性を語るにあたって重要である神道の特徴について、安岡正篤の『日本精神通議』をもとに説明がありました。後藤氏によると、日本は神道・仏教・儒教など様々思想を取り入れてきたそうです。
神道からは多神教としての寛容性を、仏教からは地球思考と利他的実践という精神を、儒教から五常「仁・義・礼・智・信」をもとにした概念を取り入れてきたことなど、 日本の精神性に対する考察がありました。

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次に、長寿企業に見る日本文明の特徴として下記の3つを挙げました。
①和の精神(共同体意識)  ②文化的な相対主義  ③精神性のさらなる向上(良きものの追求)

後藤氏は、日本企業の長寿性には主に2つの理由があると分析しています。
ひとつは、神道を基盤として外部のものを取り入れ日本流にアレンジした後に普遍性を持たせたこと、もうひとつは、日本の封建制下における「イエ」 を継ぐことの重要性であるとのことです。

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講義終了後は受講者より、「日本企業が持つ共同体意識はどこから来ているものか」という鋭い質問をいただきました。
後藤氏は「基本は神道であるが、仏教でも『和』を大切にする意識がある。儒教には『和』という言葉は出てこないが、だからと言って排除するのではなく、異質なものをも取り入れていくところに日本企業の強みが現れているのではないか。」と回答し、有意義な議論がなされました。

最後に、後藤氏より「長寿企業は単にテクニックとして生まれたわけではなく、日本文明という確りとした基盤があった。ビジネス以外の分野でも私たちの身の回りにある様々なものの良さを見直し、それが帰結するところを考えていただきたい。」との言葉があり、盛況のうちに第4回研究会は終了しました。

100年経営研究機構では、偶数月の第1金曜日に研究会を実施しております。ご興味ある方は、是非ご参加ください。

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