2016年11月11日 UP
人材育成

「超一流の仕事術」

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2016年10月14日(金)19:00〜21:00東京渋谷にて、高倉塾主催による「第6回高倉サロン」が開催されました。

前回・前々回に引き続き、ロクシタンジャポン株式会社 相談役顧問の鷹野志穂さんにお越しいただき
「超一流の仕事術」をテーマに、【第1部:いい提案を作るために】【第2部:スムーズに仕事を進めるために】
の2部構成で講演いただきました。

 

第1部では、まず目的・戦略・戦術についての違いを3つの事例を元にご説明いただきました。
「企業の売上が低迷している時、プロジェクトに関わるチームの士気を上げることで、売上前年比+20%は達成できます。」と鷹野さんは言います。売れないのは商品のせいではなく、より深いところに問題があるのでしょう。

 

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では、根本にある問題を見つけるには何をすべきなのでしょうか。
鷹野さんによると、よい企画を立てて提案を行うためには、今「問題点」として考えられていることが本当の問題点であるかをまず疑ってみること、見えない本当の問題点が隠れていないか疑ってみることが最も重要なのだそうです。
加えて、「表面的な問題は必ず数字に出るので、日頃から数字を見ること。問題の“本質”は自身の行動力、耳、目を使って見つけることが大切です。」とアドバイスをいただきました。

 

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続く第2部では、スケジュールの立て方、提案の通し方についてお話いただきました。
いい仕事をするためには、複数のプロジェクトを同時進行する必要があります。ここでは、承認が下りなかったケースを考慮してスケジューリングを組む力が求められます。鷹野さん流の優先順位の付け方を説明いただいた後、緊急かつ処理が難しい業務を抱えた時の思考法も伝授いただきました。

 

講義の締めくくりに、鷹野さんより「商品の販売をする時も、社内で提案を行う時も『自分自身が納得しているか』が重要なポイントです。そうでなければ人を説得できません。自分が納得するまで思考を掘り下げてください。」とお言葉をいただきました。

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最後に高倉先生より、
「何かを生み出す時は、これまでの経験やプライドを捨てて『自分には分からない』というスタンスで臨むようにしています。一度白紙にして、人からアイデアをもらうのも手です『自分には売れないものはない』という根拠のない自信は、何百回何千回の仮説・解決策を出す訓練の賜物ですから、皆さんも毎日少しずつでも訓練しましょう。」という言葉をいただき、第8回高倉サロンが終了しました。

 

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鷹野 志穂(Shiho Takano)

東京女子大学 文理学部卒
新卒で日本の食品メーカーに総合職1期生として入社。その後外資化粧品メーカー、飲料メーカーにおいてブランドマネジメントを中心としたマーケティングマネージャー職などに携わる。2001年よりロクシタンジャポン株式会社に入社。2001年日本代表。2004年代表取締役社長。2015年代表取締役会長。2016年相談役顧問。

 

 

 

 

 

 

hp97p82cc8eca905e82p_255x340高倉 豊(Yutaka Takakura)

元ウブロ・ジャパン代表取締役1948年兵庫県生まれ。
自由学園男子最高学部を卒業後、1970年に博報堂に入社。入社5年目から、中東&欧州に計11年間に滞在。39歳で博報堂を退社。翌年40歳で外資系高級化粧品メーカー、パルファム・ジバンシイの日本法人トップに抜擢される。以降、イヴ・サンローラン・パルファンやシスレーの日本法人、外資系高級時計メーカーのタグホイヤーやウブロの日本法人、計5社の外資トップを20年間務める。その間、次々と自社の業績を回復させ、「ブランド再生人」として業界で有名になる。2011年6月末、ウブロ社長を辞任。
現在は、ビジネスコンサルタントとして活躍するかたわら、執筆・講演活動を行う。

 

 

<ロクシタンについて>

1976年、当時23歳だったオリビエ・ボーザンが、南フランスの自然と伝統を伝えたいという想いから創設。植物成分をベースに南仏の工場で生産したスキンケア、ボディケア、ヘアケア、フレグランスなどの化粧品を、南仏風デザインの直営店舗を中心に販売。1990年代より世界戦略を展開し、現在世界で2800店舗。
また、直営店舗以外でもホテルのアメニティや、機内販売、空港の免税店、ギフトカタログ、テレビショッピング、Eコマーズなどのユニークなマルチチャネル展開でも成功している。また、ライフスタイルコスメの先駆けとして、カフェやスパの展開も成功している。
日本では1998年に直営一号店がオープンし、世界戦略の一環として子会社が設立された。
2014年現在直営店舗102店舗、売上250億 従業員数950名。

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by Valmedia編集部