2017年6月19日 UP
マネジメント

100年経営アカデミー2日目 開催報告

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6月10日(土)六本木にて、
弊社がプロデュースした100年経営研究機構とハリウッド大学院大学様との共同講座
「100年経営アカデミー」の2日目が行われました。

今回の講義から3日間は、「事例研究」として老舗企業の現役経営者の方にお越しいただきます。
今回は、「浅草ちんや」の6代目当主住吉史彦氏にご登壇いただきました。

 

 

1限目では、「長寿企業のリスクマネジメント」をテーマに、
100年経営研究機構代表理事の後藤俊夫による講義を行いました。
100年経営を実現するためには様々な要素がありますが、その中でも危機管理は
持続的な経営を行っていく上で欠かすことができない、重要な要素です。
各企業がどのように危機を乗り越えてきたか、
事例をインプットすることで、普遍化した法則を学ぶことができます。
講義の中で様々な老舗企業の事例を取り上げ、その企業はどのようにして危機を乗り越えたのか。
何故そのような手段を選んだのか。そして、現在はどうなっているのかを学びました。

 

 

2限目では、住吉史彦氏にご登壇いただきました。
「ちんや」は1880年に浅草で創業されたすき焼き屋です。
浅草は、戦争や震災で2度焼け野原になった地です。
また、住吉史彦氏が6代目に就任された2001年には、BSE(狂牛病)が発生しました。
幾多の危機的状況下で「ちんや」はどのような選択を取り、経営を行ってきたのか。
浅草で「ちんや」の他にも長く続いている企業が多いのは何故か、
実体験を踏まえお話しいただきました。

 

 

2限目の講義の中で、住吉氏から
「日本に老舗企業が多いのは、災害が多い国だからではないか」という問題提起があり、
3限目では、その考えに賛成、反対の立場に分かれディスカッションを行いました。
その際にキーワードとして挙げられたのが、脳内ホルモンの「オキシトシン」。
オキシトシンは妊娠・出産との関係が深いホルモンの一種として一般的には知られていますが、
信頼関係の構築や、共同作業に効果的ともいわれています。
災害が起こった際に団結力が高まり利他的な行動をとることは、
オキシトシンによる影響が大きい、との説もあります。
討議後は質疑応答を行い、講義は終了しました。

 

 

講義終了後は、懇親会を実施いたしました。
懇親会では、講師を交え質問や意見交換を行い、100年経営アカデミー2日目は終了となりました。
次回3日目は、6月24日(土)に人形町今半取締役副社長の高岡哲郎氏を特別講師に迎え、
「理念経営」をテーマに学んでまいります。

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