2017年9月26日 UP
マーケティング

「第32回高倉塾」開催報告

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2017年9月21日(木)、東京渋谷にて第32回高倉塾を開催いたしました。
高倉塾では、3月より不動産コンサルティング会社『カフーノート』のマーケティング戦略、
6月からは老舗雛人形メーカー『左京』の新商品開発と、具体的な課題に関する解決策を導き出す
ワークショップ形式の講義を行ってきました。

今回は、次のテーマに進む前に今一度高倉塾長の「差別化思考」を学びたいという要望があったことから、
改めて高倉塾長による講義を行いました。

高倉塾長は『パルファム・ジバンシー』『イヴ・サンローラン・パルファン』
『シスレー』『タグホイヤー』『ウブロ』など計5社の外資系ブランドのトップとして、
日本撤退寸前のブランドの業績を回復させた「伝説のブランド再生人」です。

冒頭、高倉塾長より最近読んだおすすめの本の紹介がありました。
『10年後、君に仕事はあるのか?――未来を生きるための「雇われる力」(ダイヤモンド社)』
『未来の年表~人口減少日本でこれから起きること~(講談社現代新書)』
2冊とも日本の未来について書かれたものであり、
「社会はものすごいスピードで変化していき、大変な時代に突入する」という事が記されています。
高倉塾長は、そのような時代で求められるのは、情報処理能力ではなく、
「仮設をたてて検証していく実行力」であると話しました。
これは高倉塾長が差別化思考を教える際に、重きを置いているポイントです。
自分にしか出来ない「差別化」能力をどれだけ持つかが大事なのだ、と強調しました。

講義では、実際のブランドマーケティングの事例を用いて、
受講生ならどうするかというケーススタディの時間が設けられました。
「ひらめきのコツ」や「ブリコラージュ思考」「アブダクション」「ティッピング・ポイント」など、
高倉塾長がどのように考え行動して成功をおさめたのか、具体的な事例を用いて説明がありました。

マーケティングにおいて差別化を成功させるうえで2つ大事なポイントがある、と高倉塾長は言います。
まず一つ目は、「目標を明確にする」こと。
目標のないところに解決策は生まれない。逆に、目標が明確になれば、達成するためには何をしても良い。
仮に戦術が先で、それに合わせて戦略を考えたって良い。どんなことをしてでも目標を達成する、
という強い意志を持つことが大事だということです。

二つ目は、「1万時間の法則」。
「天才」になるためには、1万時間以上or10年間没頭した経験が必要だということです。
これは高倉塾長自身も感じていたことであり、冒頭に紹介した本にも同じことが書いてあったそうです。
高倉塾長もマーケティングに没頭し、商品戦略について寝ても覚めても考え続けた日々がありました。
だから、根拠はないけれども、自信はあると。

これからの時代は希少性が求められます。
つまり誰にもできない自分だけのテーマを見つけ、いかに早く修得するかです。
是非、皆様にも将来勝ち残っていける自分だけのテーマを見つけてほしい、と激励の言葉を送り講義は終了しました。

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次回の高倉塾は、10月末頃開催予定です。
再び、皆様からいただいた事例を元に「差別化思考」を鍛えるワークショップを行います。
奮ってご参加ください!(詳細は近日HPに掲載予定です)

現在、取り扱う事例を募集中です。
詳細はこちらから
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Valmedia編集部

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