2019年4月3日 UP
マーケティング

小さな会社の「広報の本質」②~メディア記者の本音~

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みなさん、こんにちは!
VALメディア編集部による、連載記事を掲載いたします。
本連載企画は、VALCREATIONプロデュース:広報PRコンサルタントの山見博康さんが塾長を務める『山見塾』開講を記念して、主に中小・ベンチャー企業のみなさんへ「広報の本質」をお伝えしていくことを目的に連載いたします。開講まで残り4週間、週に1度のペースで更新してまいりますので、お楽しみください!

第二回目は、3月28日(木)特別セミナーの開催報告も兼ねまして、「ニュースになりやすい記事とは?」というテーマで書いていきたいと思います。

メディア記者はプレスリリースが好き?嫌い?

前回の記事では、メディア記者は自社にとって同じお客様を持つ「協力者」であり最強の「武器」であること。したがってどしどし良い情報を提供していくべきである点をお伝えいたしました。
その内容に加えまして、3月28日(木)開催の「現役のメディア記者が語る!広報セミナー」特別ゲストである日刊工業新聞社 中小企業部長の川瀬治さんより“メディア記者の特性”について生の声を伺いましたので、「メディア記者とは?」という点から遡って追記していきたいと思います。

まず、記者はプレスリリースが好きか嫌いか、という問いに対して。
実は、記者の元に届くプレスリリースには二種類あるそうです。一つ目は、リリース窓口から届くものや記者クラブに投げ込まれるものなどの一般的なリリース。そして二つ目は、「あなただけのプレスリリース」。即ち、他のメディアへは公開されていない限定情報ということです。記者は狩人なので、常に差別化を考え、特ダネを探しています。そのため、他紙に載る可能性のある情報は初めからニュースバリューが低く、一方で独自に先んじて提供された情報へは良い反応を示す可能性が高いということなのです。
記者が取材し記事にした内容を新聞に載せるか否かは、管理職である「デスク」に一任されます。デスクのもとには毎日大量のニュースが届けれますが、一番重要なポイントは「他紙に掲載されているか否か」という点です。繰り返しになりますが、記者は狩人です。そのため「他紙に先んじたい」という想いを強く持っています。そのニーズに合致した情報提供を心がけると記者は記事にしてくれやすいのです。

 

取材したくなる商品・サービスの特徴は?

それでは、工夫してニュースを提供した後、実際に取材に至る商品・サービスの特徴とは何なのでしょうか。川瀬さん曰くは「これまでにない明確な特徴」があること。特に明確な数字記載があることが望ましいということでした。「低価格」という言葉だけではなく、従来の価格と比べてどのくらい低いのか。「高性能・高品質」だけでなく、従来の品質と比べて数値的にどのくらい良いのか。など、とにかく具体的に数字で表現する必要があります。特に記者はその業界のプロではありません。記者は素人なのです。そのため、数値を用いて明確に差別化がわかる商品・サービスには魅力を感じやすいのです。


また表現の工夫についてですが、新聞の場合は特に読者層が幅広いため、例えばIT関係の言葉を紙面に記載するときは必ず漢字やひらがなに直して記載をします。例えば、ICTの場合にはかっこを付けて「ICT(情報通信技術)」と記載するのです。そのため、業界言葉がわからない人にも一発で伝わるように表現を工夫するだけで丁寧さを伝えられると共に、伝えたい内容を齟齬なくそのまま伝えることができます。ニュースは中学生でもわかるように。おじいさん・おばあさんでもわかるように書く、ということはとても重要なポイントです。

 

<まとめ>

「記者は狩人である」ということを理解し、多くのメディアへニュースを報せるのではなく、特定のメディアへ独自にニュースを届けることで、バリューが上がり記事になりやすくなります。
また「記者は素人である」という認識を持って、ニュースには明確な数字を入れて、中学生にも一発で伝わるような表現を心がけましょう。

 

次回の連載記事では、今回の内容をふまえてニュースをどのように発表するかの「戦略広報」について書いていきますのでお楽しみに!

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