2019年4月17日 UP
マーケティング

小さな会社の「広報の本質」④~広報の本質は、真の会社づくり・真の社員づくり~

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みなさん、こんにちは!
VALMEDIA編集部による、連載記事を掲載いたします。
本連載企画は、VALCREATIONプロデュース:広報PRコンサルタントの山見博康さんが塾長を務める『山見塾』開講を記念して、主に中小・ベンチャー企業のみなさんへ「広報の本質」をお伝えしていくことを目的に連載しています。
そして遂に、来週25日(木)『山見塾』が開講!よって本記事が連載企画の最終稿となります。本記事では、私達が一番お伝えしたい「広報の本質」について書いています。是非ご一読ください。
 

たとえ小さな記事でも、社内と社外に大きなインパクトを与える。

「広報の本質」がわかっている人は、決して「大物狙い」をしません。小さい記事を大事にする人こそ真の経営者であり、真の広報担当者です。メディア掲載を目指す上では、「小」「多」「異」を重視することがポイントです。地方紙や業界新聞などの限定的なメディアへも、小さい記事を多く出すこと。また、商品・サービスの記事ばかりでなく経営者や社員などの“人に特化”した記事を出してみるなど、異なった施策が重要となります。

とにかく、“記事は一つでも多く出すこと!”その理由が「広報の本質」に直結します。記事になるということは、多くの関係者に喜びを与え、自信を感じさせ、誇りを持たせます。たとえ業界新聞の小さな枠だとしても、その内容に関連する人は営業も製造も職種を問わず、皆喜びを感じることでしょう。
記事になるということは、トーナメント方式でニュースバリューの戦いに勝ち進んだということ。勝ち進んだということは、自社に“価値がある”という証明なのです。

また小さい記事を多く出すことのメリットは他にもあります。前々回の記事でもお伝えしましたが、記者は素人ながらも常に「次はどこへ取材をしにいこう」とアンテナを張り、情報収集をしています。勿論、業界紙や地方紙も記者がチェックする媒体の一つです。たとえ小さい記事でも複数の記事を見つけると盛り上がっているように感じ、記者も「ここへ取材にいこうか」と感じる可能性が高くなります。そうして記事が記事を呼び、メディアがメディアを呼ぶ良い連鎖を生んでいくのです。
 

「私=会社」。社員一人ひとりの意識を大きく変える広報の力

「広報の本質」はひとことで言うと、『真の会社づくり、真の社員づくり』です。
メディア掲載のインパクトは「社内」で大きく起こります。社員は「私の働いている会社が評価されている!」という自信を持ち、誇りを高め、「会社=自分」という意識を持って、お客様に心からのサービスを提供するようになるでしょう。更には、取引先・お客様・地域の方々といった周りの人々も喜びを感じ、誇りを感じてくれます。誰であっても、著名な人/会社・イメージの良い人/会社とお付き合いをしたいと思うのが当然のことです。そして、その結果として売上が増大していくのです。
広報には大きな力があります。社員が「私=会社」だと胸を張って言えること。「自分が自社を代表している」という自負心と自尊心を持たせてくれるのが「広報の力」です。この本質こそ私達が一番お伝えしたかった内容です。是非皆様にもこの本質を理解した上で、正しい広報を実践していただきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
 

『山見塾』では、「真の会社づくり」を目指して『広報の本質』を実践的に学んでいきます。各講義でインプットとアウトプットの演習を行い、経営者や広報担当者に必要な記者の心を射抜くスピーチ力を養成します。更には現役のメディア記者をお招きし、PR実践を行う場を設けますので、内容やプレゼン次第ではその場で取材申込みを受けることがあるかもしれません。そのように実務にすぐ活かされる、実践型の学び場となっております。
ご関心のある方は是非ご参加くださいませ!
 
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